
七福神(しちふくじん)は、インド伝来の『仁王経』の中にある「七難即滅 七福即生」
という仏教語に由来する、福徳の神として日本で信仰される七柱の神のこと。
『仁王経』
(にんのうぎょう)は、大乗仏教における経典のひとつとされ、
『仁王般若経』『仁王般若波羅蜜多経』等とも称される。

宝船の特徴と意味
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乗っている神様は、 恵比寿天、大黒天、毘沙門天、弁財天、福禄寿、寿老人、布袋尊の七福神が乗っています。 積まれている宝: 米俵(五穀豊穣)、打出の小槌(富)、小判、珊瑚、分銅、隠笠・隠蓑(厄除け)、 軍配(知恵)、鍵(富の象徴)など。帆の文字: 「宝」の一文字が書かれているのが特徴です。 ご利益: 商売繁盛、財運上昇、長寿、子孫繁栄、無病息災、厄除けなど、様々な幸福を運んでくると されています。 |
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恵比寿様(えびすさま) 日本古来の漁業・
商売繁盛・五穀豊穣・開運招福などを司る 福の神です。 釣竿と鯛を持ち、笑顔の「えびす顔」が 特徴で「えべっさん」とも 呼ばれ、特に 西日本で「十日えびす」などの祭りで親し まれています。 |
ご利益と特徴 ご利益: 大漁満足、商売繁盛、航海安全、学業成就、豊作など。 特徴: 釣竿を持ち、鯛を抱え、笑顔で描かれることが多いです。 教え: 釣竿は「釣して網せず(地道に努力する)」の教えを意味し、 真面目に働く人に福をもたらすとされます。 信仰と祭り 七福神: 唯一日本由来の神様で、大黒様と共に祀られることが多いです。 十日えびす: 毎年1月10日前後に、西宮神社(総本社)、今宮戎神社(大阪)、 京都ゑびす神社などで盛大に行われます。 縁起物: 福笹(ふくざさ)、熊手(くまで)、鯛などが授与され、 家内安全や商売繁盛を願って飾られます。 |
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寿老人様(じゅろうじんさま)は、
七福神の一柱で、長寿(延命長寿)、 健康、家庭円満、知恵のご利益を授ける福の神です。 |
ご利益と特徴
ご利益: 延命長寿、身体健全、病気平癒、智慧増大、家庭円満、幸運。 特徴的な姿: 頭巾をかぶり、長い白髪とひげ、長い頭。 手には桃や杖(寿命が記された巻物を持つことも)、 不死の霊薬が入った瓢箪を持ち、玄鹿(げんろく)を従える。 |
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大黒天様(だいこくてんさま)は、
インドの破壊神マハーカーラが起源ですが、 日本で大国主命(おおくにぬしのみこと)と 習合し、七福神の一柱として商売繁盛、五穀豊穣、 財運向上、家内安全などの 福をもたらす神として広く信仰されています。 |
ご利益
財運・商売繁盛: 打ち出の小槌で財宝を生み出す。 五穀豊穣: 米俵に乗る姿から豊穣の神としても信仰される。 家内安全・開運招福: 幸福をもたらす存在。 子授け: 子孫繁栄のご利益も。 特徴的な姿 打ち出の小槌: 振ることで富を生み出す。 大きな袋: 幸福や財宝が詰まっているとされる。 米俵: 豊かさの象徴。 |
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毘沙門天様(びしゃもんてんさま)は、
仏教の守護神で、四天王の一尊(多聞天)であり 北方を守護し、仏法と人々を護ります。戦の神として 勝利をもたらし、七福神の一柱として財宝や福徳、 商売繁盛、金運、立身出世などの現世利益をもたらす 神としても親しまれ、特に戦国武将・上杉謙信が深く 信仰したことでも有名です。 |
ご利益と主な特徴
仏法守護:北方を守る武神として、 仏教の世界や人々を悪から守ります。 勝負運・武神:勇ましい姿から、勝負事や争い事に 勝利をもたらす力があります。 福徳・財宝:七福神の一員として、金運、商売繁盛、 五穀豊穣、家内安全など、様々な福徳を授けます。 「多聞天(たもんてん)」:四天王として祀られる際の名称で、 お釈迦様の教えを最も多く聞いたことに由来します。 |
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布袋尊様(ほていそんさま)は、
七福神の一柱で、福徳円満や子宝・ 良縁をもたらす神様です。 中国唐代に実在した禅僧「契此(かいし)」が モデルで、大きな布袋を背負い、いつも笑顔で 人々を和ませ、大きな袋から必要な物を分け与えた ことから「布袋」の名がつき、弥勒菩薩の化身とも されています。 |
ご利益と主な特徴
モデル: 中国唐時代の僧侶「契此(かいし)」。 姿: 大きな布袋(ぬのぶくろ)を背負い、 まるまるとしたお腹と満面の笑顔が特徴。 ご利益: 金運・仕事運・商売繁盛、子宝、良縁、 人望、心の豊かさなど。 象徴: 布袋の中には、人々の悩みや恵みが 詰まっているとされ、人々に分け与える広い 心を持つ。 |
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「福禄寿様(ふくろくじゅさま)」は、
幸福(福)、財産(禄)、長寿(寿)の三徳を もたらす中国由来の神様で、七福神の一柱です。 特徴は異様に長い頭、長い顎髭、大きな耳たぶで、 杖に巻物を結び、白鶴を従えている姿で描かれ、 寿老人と同一視されることもありますが、 日本では区別して祀られます。 |
ご利益と特徴
福(ふく): 幸福、子孫繁栄、安産、家門繁栄。 禄(ろく): 俸禄(身分)、財産、金運。 寿(じゅ): 長寿、健康。 その他: 招徳人望(人に慕われ徳を得る)、 学力向上などのご利益も。 |
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弁財天様(べんざいてんさま)は、
インド由来の水の女神「サラスヴァティー」が起源で、 日本で音楽・弁舌・芸術・財福・学問・縁結びなど 多彩なご利益を授ける神として信仰される存在です。 もともと「弁才天(べんざいてん)」と書かれ、 水が流れる音(弁舌)にちなみますが、 財宝の神「宇賀神(うがじん)」と 習合し、「弁財天」と表記されるようになり、 七福神の一柱としても親しまれています。 蛇(巳)が神使で、琵琶を持つ姿が一般的ですが、 八臂(8本腕)の勇ましい姿もあります。 |
ご利益と特徴
財運・商売繁盛: 金運向上、富をもたらす。 芸能・芸術: 音楽、文芸、学問などの才能向上。 弁舌: 言葉がさわやかになる(弁才天の由来)。 縁結び・美容: 愛嬌や美しさを司る。 水神・農神: 水利や五穀豊穣の神。 |